Milk & Water

水で割った牛乳、転じて、毒でもないが薬にもならないもの(またそういう人生)

2024年6月30日の日記

毎日苦しい。ほんとうはひとりでいたいのに、ひとりでいると自分とふたりすぎて気がおかしくなる。頭の中で虫がわく妄想と、不安感とか緊張感で押しつぶされる感覚がえんえんと交互にやってくる。常に呼吸が浅い。なんとか外に出て読書や作業をしてみる日もあるけど、道ゆくひとに加害性がないなんて信じられなくてすぐに具合が悪くなる。街を歩いているだけで怖いのに、だれかといると無敵かってくらい明るくなる。でもきっとひとりでいたいのだ。

散文詩を書きたい。わたしは小説と定型詩ばかり書いてきた人生で、散文詩は詩集を読んだことはあっても自分で書こうと思ったことはない。正確に言うと書ける、という感違いをしたことがない。なにかをはじめるのは、自分でもできそうという勘違いをできるひとの特権だ。でも散文詩を書きたい。『坂下あたると、しじょうの宇宙』と『する、されるユートピア』を連続で読んだからわたしはいま猛烈に散文詩を書きたい。ひとりで詩作をしたい。夜でも不必要な孤独を感じないようになりたい。昼に発狂したくない。ただ、もう会えないひとになっていく人々をうっすらと見ている。わたしは唯一の地元の友達ともう会わないのだと思う。